さくせん:いろいろやろうぜ

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資格試験は「洋書」と「Kindle」で乗り越えられるかを検証してみた

紆余曲折ありまして、Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 7 という資格試験を受験することになった。
この系統の資格試験は、「黒本」や「紫本」と呼ばれる本を用いて試験対策をするのが王道。
しかし、なんとこの試験、まだ日本では参考書が発行されていない。

(JavaSE6の黒本 + アップグレード試験用の黒本の2冊をやれば、理屈的には試験範囲は網羅できるが、黒本は個人的になんか嫌いなので却下)

こうなると残された選択肢は、公開APIドキュメントを熟読、もしくは洋書。
ドキュメントを読み込むのもいいのだが、量が膨大だし、全部憶えるのは無理。
上記理由から英語の勉強にもなる、という単純な理由で洋書を選択。
さらに、その本はKindle阪も出ています。そして、紙媒体と比べて$20くらい安い。
よし、Kindleで勉強しよう。

そして、洋書をKindleで読みつつ試験対策を始めたのであった。

今回、Kindleで読んだ本。
Oracle Certified Professional Java SE 7 Programmer Exams 1Z0-804 and 1Z0-805: A Comprehensive Ocpjp 7 Certification Guide
Oracle Certified Professional Java SE 7 Programmer Exams 1Z0-804 and 1Z0-805: A Comprehensive Ocpjp 7 Certification Guide

内容は各チャプターごとに出題範囲となる機能について説明。
解説は結構丁寧。各チャプターの最後に、プチテスト。
そして最終章に模擬試験2つ。
書かれている英語のレベルは、比較的簡単でスラスラ読めた。

「洋書」を読んでみて

  • 良い点
    • 日本で出版されていない本が読める。
  • 悪い点
    • 誤植が多かった。実際にコード書いて、実行して明らかに答えも違うのが何個かあった。
  • まとめ
    • 英語なので、英語が全く読めない人は無理(当たり前)
      • 中身検索でそれなりに記述されている英語の難易度は分かる
    • 今すぐにでも必要!って本であれば洋書でも問題はない。ただし、中身の英語のレベルがどれくらい幅があるのかは不明。
    • 英語だから・・・という理由で避けるのはもったいない。

Kindleを使ってみて

  • 良い点
    • 本が安い
    • 本がすぐ手に入る
    • 端末があればどこでも途中から読み直せる
      • 家ではiPad、会社などではiPhoneで続きから読める
    • 英単語をすぐに調べられる
      • タップするだけででてくる
      • そうはいっても、1Pに何十個も調べているようだと洋書自体が読めないと思う。
      • 他の読者がマーカーを引いた位置がわかる
        • ソーシャルリーディングっていうの?
  • 悪い点
    • iOS端末で読んだのだが、画面に蛍光灯が映り込み、反射して読みづらい。
      • 電子インクの端末ならよかったか?white paperが欲しくなった・・・。
    • 1つの端末だけでは、問題文と解説の行き来が不可能。ページ送りが紙より圧倒的に苦手。(これはレイアウトの問題でもあるが、本質的にページ送りが苦手なのは間違いない。パラパラパラーって見ることができないし。)
      • 自分はiPadで問題文ページを開き、iPhoneで解説を読んだ・・
    • MacのクライアントがAmazon.comアカウント専用でxxxx。
  • まとめ
    • 今回の本で言えば、ペーパー阪のほうがよかったかな!!!
    • 紙の本はやはり残ると思います。両方あれば最強。最近、Kindle版を持っていればペーパー版が安く買えるというような情報もみたので、期待。

総括

試験は合格したのでよかったが、試験対策ならペーパー版のほうが良い・・・。
電子書籍は小説、漫画、リファレンス系で活躍しそう。
ある程度わかる分野であれば洋書もそんなに怖くない。
読んでいるうちにいろんな単語も自然と覚えた。